サニー故郷に帰る。後篇

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前回記事「サニー故郷に帰る。中篇」はこちら

さて夜のディズニーシーから戻ってきた私達、せっかく大浴場のあるホテルを予約したのに疲れてそのまま爆睡してしまいました(笑)

なので次の朝早起きして早朝から大浴場に向かいました。

まだ朝早いので大浴場は宿泊客もまばらでほぼ貸し切り状態でした。

眼前に広がる、太平洋の大海原を眺めながらのお風呂、最高でした!

そして早いめに朝食会場に向かいました。

私旅行でホテル予約するときはほぼ必ず朝食付きにするんです。親子共々朝からしっかり食べるタイプなので。

ビユッフェスタイルですが流石ホテルなので手作り感もあり種類も豊富で美味しかったです。焼き立てパンケーキもありました。

そしてお昼くらい迄部屋でゆっくりして、小学校以来からの友人宅へ向かいました。

ありがたいことに友人宅は舞浜駅から電車で1時間もかからないところでした。毎月ディズニーに行けそうで羨ましい(笑)

行けへんやろ~

10年振りの再会です。そういえば前回訪問したときもディズニー旅行の後でした。そのときは妻も一緒でしたが。

家にある昔撮った家族旅行の動画に当時の様子が収められてます。私も友人も若く、お互いの子供達はまだ幼児さんで、そして元気な妻の姿も見られました。

当時を振り返ると友人の奥さんが豪華な手料理を振る舞ってくれてました。

思えば皆結婚する前からの付き合いなので、月日の移ろいの速さに驚きを隠せません。

さて久方ぶりの訪問なので最寄り駅周辺は景色も様変わりしていました。

タクシーを降りて待っていると友人が坂道を駆け上がって迎えに来てくれました。

お互いライン等でやり取りはしていましたし、写真や動画を送ったりもしていたので、私も彼も見た目の変化はそれほどでも無かったです。

それでも10年振りの再会ですので感慨深いものがありました。

妻が亡くなった折には友人夫婦が大変心を痛めて下さり、また遠方からお気遣いをして頂いたので感謝しかありません。

今日は友人の奥さんがお仕事の為、お会い出来きなかったのは残念ですが、最近独立してご自分の事業を始められたとのこと。

家事と両立して事業を運営することの大変さは痛いほど分かりますので、そのチャレンジ精神に脱帽です。ぜひ頑張って頂きたい。上から目線ではありません(笑)

お家に案内されると掃除の行き届いた綺麗なお部屋にうちの子はまず驚くのでした。前回訪問した新築時とあまり変わらないのではないでしょうか。

友人は本日平日のため仕事日ではありますが、リモートワークなので午後の休憩時間を空けてくれました。

娘も前来た時の記憶は全然ないそうですが、友人の話は良くしてたので人見知りは大丈夫みたいです。

さて友人とは小学校からの付き合いですが、当時親御さんの転勤で中学校2年目で転校してしまいました。

その後再び上京してデザインの学校を卒業後著名なイラストレーターさんに弟子入りして10年間修行の後、プロとして仕事を受け始めます。そのころ友人とまた付き合いが復活しました。

結婚を機にCGの世界に移り黎明期から今日まで業界の草分け的存在として活躍されています。

彼は私にとって間違いなく1番付き合いが長く、深い友人です。お互いの良いところも闇も知っています(笑)

出会った頃から成績はクラスで1番、イケメンでスポーツ万能、正義感も喧嘩も強いと、まるで少年漫画の主人公のようでした!

しかも「それはモテるために計算して演じていた」と大人になってから告げられたときは目が点になりました。。

私は彼に比べるとやや地味で(いやかなり)不器用なタイプだったので、彼に憧れとコンプレックスが入り交じった感情があったように思われます。

ですが近くに彼という良い目標があったお陰で、私も励みになり地道に頑張れました。

音楽という共通の趣味があったので大人になってからは作曲したり一緒にバンド組んだり、それなりに青春時代を過ごしました。夜のクラブへ繰り出したり(笑)

そしてお互い紆余曲折を経て、彼はデザインの道、私は料理の道を歩み始めるのでした。

その後私は料理修行の旅に出たので、若い頃は全国を渡り歩くことになります。

なので暫くはお互いの修行のため、離れ離れになります。東京を離れるときも彼は快く送りだしてくれました。

そんな思い出話に花が咲くころ、友人の娘さん姉妹が順番に学校から帰って来ました。

素敵に成長された子供さんたちは礼儀正しく、また私達を暖かく迎えてくれました。

年頃ですので挨拶したらすぐに自分の部屋に行ってしまうかなぁと覚悟してましたが、最後までお付き合いしてくれました。

うちの子と年も近いのでお互いの学校生活談義で大いに盛り上がりました。

私が話した娘さんのお父さんの子供時代の武勇伝にも目を丸くされて驚いていました(笑)

長女さんはつい先日無事希望校へ合格し、この春から高校生活が始まります。

本日終業式でしたので通信簿を持って帰ってきたのですが、見せてもらった私達親子共々腰抜かしそうになりました。

なんと、ほぼほゞオール5でした!

私こういう通信簿を手にしたこと無かったのでリアルにお目にかかれて光栄です。

「結構な物を拝見させて頂き誠に。。」震えた手で子供さんにお返ししました(笑)

これはうちの子にも良い刺激になったと思います。視覚的な体験は心に刻み込まれやすいのでオール5の強烈な印象が残れば良い効果をもたらすであろうと信じます。

私も頑張らねば(汗)

そして何よりもうちの子がショックを受けていることがありました。

それは友人の娘さんがとても美しいということでした。

特に流行りのファッションを追いかけるわけでもなく、髪を染めたりつけ爪に凝ったり(けしてそれが悪いと言っているのではありません)する訳でもないと思われます。

ですが彼女は至極自然な美しさを湛えていて、力強く凛としているのです。まだあどけなさが残る制服姿なのですが。

私は我が子にその年頃らしい、素朴な可愛いらしさ、内面から滲みでる美しさを磨いて欲しい。

常日頃から願っているし本人にも言っているのですが、正直その真意はなかなか伝わりませんでした。

ですが今回、娘さんが身を持って体現してくれたので本当に感謝しております!

うちの子は叔母にねだって買って貰ったブランドの鞄を「娘さんに見られるのがちょっと恥ずかしかった」と身分不相応で自分にはまだ似合わないと呟いていました。

妹さんもまだ小学生ですが幼少からピアノを続けていて、また絵を描くのが大好きみたいです。帰る間際までうちの子と一緒にお絵描きしていました。

夢中になったらご飯に呼ばれてもなかなか来ない位、正に「3度の飯より」タイプらしいので芸術肌かも知れません。お二人とも将来楽しみですね。

さて楽しい時間はあっという間でしたので、予定時間をついついオーバーしてしまいました。

名残り惜しいですが友達もお仕事途中ですし、私達も新幹線の出発時間がありますので、お別れの刻となりました。。

皆さん坂の途中まで見送ってくれました。そしてすっかり打ち解けた子供たちは再会を約束してお別れしたのでした。

帰りの電車でうちの子は「お父さんの言っていたことの意味がやっと分かった。本当の意味での美しさを目指したい。だから明日から勉強も頑張る。」

何よりも嬉しいことを言ってくれました。友人家族に大感謝です!

次の日。

旅の疲れも溜まってたみたいで1日中ごろごろしていた我が子でした(笑)

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