修学旅行で大パニック!!

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緊急事態発生!スクランブル発進!!

サニーです。物々しい出だしで申し訳ありません(笑)

先日、子供の修学旅行が実施されたのですが、この時期にしては珍しくタイミング悪く台風接近と重なってしまいました。

そうです日本列島に例の台風2号と梅雨前線による大規模な線状降水帯が発生したやつです。

避難勧告の災害レベル4の上の最高危険災害レベル5が発令されました。

運悪く勤め先のスタッフが怪我で入院中でして私、平日の休みが取れず疲れも溜まっていました。

子供の帰宅予定時刻は夕方6時ころでした。なので3日間の修学旅行の最終日に晩ご飯の支度を終えた後、私、不覚にも寝落ちしてしまいました。

はっと目が覚めて辺りを見渡すと薄暗い部屋はシーンと静まり返っていて、すっかり静寂な夜に包まれていました。

「お父さんただいまー。寝てたの?修学旅行楽しかったよ!」という娘の元気な声に起こされると思っていました。

しかし娘はそこにいませんでした。

時計の針は夜中の午前2時。まさに丑三つ時です。

私それから血の気が引いたのが分かりました。頭のなかが一瞬真っ白になりパニックになりました。

私もいい歳のおっさんですので先ずは冷静さを取り戻すために頭の中を整理するのに集中することに努めました。

「先ずは状況判断!」思わず声を出しました。

学校から電話の着信記録が無かったか?携帯電話、固定電話。「記録なし」

学校からのお知らせメールは?「着信なし」

ちなみにお知らせメール、修学旅行2日目までの報告が来ていたのは確認していました。(生徒たちの活動の様子など)

夜中でしたが流石にすぐに学校に電話をかけました。

長い呼出し音は無常にも鳴り続きました。留守番電話にもなりませんでした。

私流石に不安で心細くなりましたが、こんな深夜では誰彼相談出来るわけではありません。

実家の母に相談しようとも思いましたが、年老いた親に心配かけるだけなのでやめました。

部屋では兎が美味そうに牧草を食べている音だけが聞こえます。

「お母さんどうしよう?!」私、天国の嫁さんにすがるように祈りました。「どうかあの子をお守りください。。」

それから私一晩中インターネットの高速道路の状況や交通事故のニュースなどいろんな情報を貪り集めましたが、娘に直結するような情報は見あたりませんでした。

警察に連絡しようとも思いましたが、そのとき娘の1番仲の良いお友達の親御さんから親切なラインが着ていることに気がつきました。

その内容は正直ちょっと感想的な文章でしたので推測するしかありませんでしたが、恐らくこの大雨の影響で子供達みな修学旅行から帰れずどこかで待機している様子でした。

また文面から私もその事実を知っているであろうという感じが見て取れました。

なんせまだ深夜でしたので電話はせずに、状況が分からないので可能ならば直ぐに連絡下さいとラインしました。

親御さんの親切なラインのお陰で最悪な状況は回避できたと確信が持てました。

娘だけが帰宅してなかったらすぐにでも警察に捜索願いを出すレベルなもんで。

私は冷静さを取り戻すことができたお陰で、頭のなかが少しずつ整理されてきました。

大雨の影響で高速道路が通行止めになり、娘達学校の生徒は地元に帰れず修学旅行がもう1日伸びた。

娘の学校側は修学旅行の状況をおそらく連絡メールで一斉送信していた。しかし私の携帯電話には届いていなかった。

もしも大きな事故に巻き込まれていたとしたら、それこそ緊急の電話がかかってくるはずなので。

ようやく朝の7時頃親御さんと連絡がとれてやっと事のあらましが分かりました。

そしてだいたい推測の通りでした。

最終日朝に出発したバスは帰路予定の高速道路が通行止めとなっており、迂回して別ルートの高速を利用しようとしたがどの入口も封鎖されており、現地の県内をぐるぐるまわっていたそうです。

そして川の増水氾濫の影響で一般道も通行止めとなりやむなく引き返して、前泊していた宿泊施設にもう1泊したそうです。

親御さん曰く学校から逐一連絡メールが来ていたそうです。ひつこい位に。。

「なんで僕のところにメール届かなかったんだろう??」

私じわじわと怒りと悲しみが入り交じった感情もこみ上げてきましたが、ほっと安心したせいでさすがに眠気が襲ってきたのでひと眠りすることにしました。

そして夕方になりやっと娘が帰ってきました。

ありがちなんですが、こういう時って本心は嬉しいんですがつい不機嫌になってしまうんですよね。。

「父さんどんだけ心配したと思ってるんだ!連絡くらい入れろ!」

「だってスマホ持ち込み禁止じゃん!こっちだって大変だったんだから!」

確かに(笑)

楽しい修学旅行の思い出話に花が咲くはずが、痛いですね。。

ですがお迎えに来ていた親御さんの中には号泣して子供を抱きしめていた方もいたそうです。なので連絡が届かなかったのはうちだけでは無かったみたいです。

暫し沈黙のあと娘がぶっきらぼうにおみあげを私に差し出しました。

「あれ、俺今日誕生日だっけ?」

「違うわ!」としょうもないボケに早いツッコミで仲直り。

父子家庭は喧嘩も早いけど仲直りも早いです。

そしていつものように怒涛の娘のおしゃべりが始まるのでした。

今回の出来事で災害の恐ろしさ、そして子供の存在、平和な日常の有難みが痛いほど分かりました。

私最近ちょっと気が緩んでいたなと反省しつつ、取り越し苦労で済んで良かったと心底思いました。これからの人生に活かしたいと思います。

あと娘のお友達の親御さんには感謝しかありません。ありがとうございました(泣)

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